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【プレスリリース】i-nest capitalが「株式会社Revorf」へ出資

i-nest capitalが、AIを活用したバイオインフォマティクスでがんや特定疾患の創薬・診断薬開発を支援する「株式会社Revorf」へ出資

2021年3月8日

i-nest capital株式会社

 

  i-nest capital株式会社(読み:アイ・ネスト・キャピタル、本社:東京都目黒区、代表:山中卓、以下 i-nest capital)は2021年2⽉、同社1号ファンドである「i-nest1号投資事業有限責任組合」を通じ、株式会社Revorf (本社:東京都中央区、代表:末田 伸一、以下Revorf)への第三者割当増資に応じる形で投資を実行いたしました。

 

 

 

 

■ アンメット・メディカル・ニーズに応えるRevorf

 

  がんや認知症などの重篤な疾患のほか、不眠症や偏頭痛といった、生命に支障はなくともQOL改善のために患者から治癒を強く求められる疾患のうち、いまだに治療法や早期の診断方法が見つかっていない疾患に対する医療ニーズ(アンメット・メディカル・ニーズ)は大変多く存在します。また、コロナ禍を契機に革新的な創薬技術や診断技術に対する期待が更に高まっています。

 

  Revorfは「世界の人々のために、独創的な技術開発で未来の健康と笑顔を創造する」をビジョンに掲げ、AIを活用したバイオインフォマティクス(生命科学と情報科学の融合)により、未踏遺伝子から新たな疾患関連遺伝子を発掘する革新的な創薬・医療技術基盤の確立を目指しています。

 

 

■ 遺伝子工学と生命科学、情報科学の融合による革新的なRNA解析技術

 

  近年は遺伝子工学の技術革新が進み、創薬に必要なゲノムデータは集まりつつあるものの、現状のゲノムデータ解析はDNAを取り扱うものが主流であり、後天的な疾患やがんの転移予防に適したRNAの解析はいまだ技術的に未解明な部分が多い状況です。

 

  一方で、Revorfの調査結果(2018年)では、全体の4割にものぼる遺伝子が未解析の状態で残されており、その背景には、分析対象である臨床サンプルが入手困難であること、ゲノムデータを理解できRNAの検出解析が可能なエンジニア人材が不足していることなどが挙げられます。

 

  Revorfは、正確な検出が困難なRNAの検出解析技術と、医師兼エンジニアのメンバーによるデータ分析・AI開発の技術を掛け合わせ、遺伝子診断薬の開発やゲノム創薬を推し進めるバイオベンチャーです。同社は、理化学研究所の遺伝子解析データベース(FANTOM)を発展・実用化させた遺伝子解析プログラム「TIGER」につき、理化学研究所より独占的ライセンスを受けています。

 

 

■ 遺伝子解析プログラム「TIGER」により、治療法の見つからない疾患にアクセス

 

  遺伝子解析プログラム「TIGER」では、膨大なRNA発現情報の解析により疾患関連遺伝子を推測し、AI分析をも活用し、疾患の原因となる遺伝子を突き止めます。これにより、従来のDNA解析では到達できなかった新規の遺伝子を発掘し、個々の疾患に寄り添う、副作用のない新薬の開発を導きます。ひいては、いまだ治療法の見つかっていない難病・特定疾患の解決に向けてアプローチしてまいります。

 

  Revorfでは、既に東京大学、埼玉医科大学、九州大学等との間で共同研究を進めています。

 

  さらに、「TIGER」で培われた解析技術をもって、他社の保有するバイオ関連ビッグデータの解析を支援し、世界中の人々へ最適な医療を提供すべく貢献してまいります。

 

遺伝子解析プログラム「TIGER」を軸に大学病院や医師と連携し、治療法の見つかっていない疾患にアクセス遺伝子解析プログラム「TIGER」を軸に大学病院や医師と連携し、治療法の見つかっていない疾患にアクセス

■ 人材採用・研究開発の拡充を企図

 

  Revorfは、今回の第三者割当で調達した資金を人件費や研究開発費に充当します。具体的には、企業や大学との共同研究等に向けた人員拡充、研究・実験設備の充実を図り、革新的な創薬・医療技術基盤の構築に向けたデータ収集や特許取得等を進めてまいります。

 

 

■i-nest capitalは豊富なノウハウ&ネットワークで成長を支援

 

  i-nest capitalは、エンターテインメント&ライフスタイル領域を中心に新産業の創造や社会課題の解決を目指すベンチャーキャピタルです。IT利活用&デジタル化による高成長領域を投資領域と定めています。

 

  Revorfの事業は、バイオインフォマティクス(生命科学と情報科学の融合)による画期的な創薬・医療技術基盤となる可能性を有しており、いまだに治療法や早期の診断方法が見つかっていない数多くの疾患に対する課題解決への高い期待から、今回の出資に至りました。

 

  i-nest capitalは今回の第三者割当引受による資金提供に加え、各パートナーの豊富な支援実績及び広範なネットワークを活かして、Revorfの企業価値向上に貢献して参ります。

 

 

■ 株式会社Revorf

  • Webサイト:https://www.revorf.jp/
  • 連絡先:information@revorf.com
  • 設立:2019年11月
  • 代表者:代表取締役社長  末田 伸一

 

■ i-nest capital株式会社(アイ・ネスト・キャピタル)

  • Webサイト:https://www.i-nestcapital.com
  • 連絡先:info@i-nestcapital.com
  • 設立:2019年5月
  • 代表者:代表取締役社長 代表パートナー 山中 卓(やまなか たかし)

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